成田奈緒子 (監修)、石原新菜 (監修)
1430円
キーワード:小児衛生・自立神経
夜なかなか寝付けない。食欲がいまいちわかない。日中ぼーっとしている時間が多い。
などなど、お子様の様子で悩んでいることってありませんか?
この本は、「病院に行くほどではないけどなんか不調」を解決してくれる本です。
見開き1ページにつき1つの内容がイラスト付きで描かれているので、本を読むことがあまり得意でなない方にもおすすめです。
序章 自律神経をきたえると子どもに“いいこと”がたくさんあります!
そもそも自律神経とは?
自律神経とは、私たち人間が生きるためになくてはならないもの。
心臓が動いたり、胃や腸が食べ物を消化できるのも自律神経が働いているからなんだそう。
ところが近年、自律神経が正常に働かない子どもが増えています。
朝スッキリ起きられない。すぐに疲れてぐったりしてしまう。
子どものこうした症状は自律神経失調症のひとつで、起立性調節障害と呼ばれます。
自律神経がうまく働いていないということは、子どもの成長が脅かされているということ。
病気ではないなら大丈夫!と安心せず、危機感を持ってしっかり改善していきましょう。
第1章 まず身につけたい基本の生活習慣17
自律神経を鍛える方法は、毎日の生活を見直すこと!
自律神経にいい生活が習慣になると、子どもはみるみる変わっていきます。
では具体的には何をすれば良いのでしょう。
それはずばり「早寝・早起き・朝ごはん」です!
赤ちゃんを卒業して、だんだんと手がかからなくなってきても、子どもの体や脳はまだまだ成長真っ盛りです。
子どもの生活を整えるのは、親にとって大事な役目なのです。
小学校に入って、お友達と遊んだり習い事を始める子もいますよね。
やらせてあげたいことはたくさんあると思いますが、
勉強よりも習い事よりも、子どもにとっての最重要事項は「基本の生活」を徹底すること。
自律神経が整えば、
「早く起きて!」
「ご飯を残さず食べなさい!」
とがみがみ叱ることも少なくなります。
(本書をなるべく実践しようと心がけている我が家でも、たまにはそういう時もありますが…笑)
ママの精神的な負担も軽くなることでしょう。
第2章 子どもに睡眠は何より大切!ぐっすり眠り、すっきり目覚めるための習慣9
昔から耳が出来るほど聞いた「早寝早起き」には意味がある!
体の調子を整える基本は早寝早起きです。
日本の子どもは常に睡眠不足!?
日本に暮らす子どもたちは世界的にみても睡眠時間が短く、寝不足気味なんだそう。
小学生の理想睡眠時間は10時間。
日本全国の小学生の平均睡眠時間が8時間15分なので、およそ2時間も睡眠が足りていないことになります。
子どもは効率よくノンレム睡眠、レム睡眠を繰り返すことが難しいため大人よりも長い睡眠時間が必要になります。
交感神経と副交感神経
睡眠には論理的思考力や感情の安定に欠かせないセロトニン神経を育てる働きもあります。
とはいえ、分かってはいても実践するのは難しいですよね。
寝る子は育つというのは本当なのだとしみじみ思いました。
というのも、
必要な睡眠時間
・5歳なら10時間
・9歳なら9時間
子どもたちにとって、私たちが思っているよりも長い時間の睡眠が必要なんですね。
この章では大人も子どもも無理することなく、質の良い睡眠時間を確保できるポイントが書かれています。
第3章 ちょっとの工夫で変わる!朝から食欲モリモリになれる習慣11
食欲がわかない=自律神経の乱れ
なんだそう。
子どもにとって一日の食事で一番たいせつなのは「朝ごはん」
朝どんなものを食べているかで、幼稚園や学校での過ごし方も変わってくるのだとか。
また、「うんちは前日のごはんの成績表」とも言われるように、食べ物と腸内環境は密接な関係にあります。
腸内環境を整えるのに最も適しているのはずばり和食!
みそ汁や納豆などの発酵食品はこどもにとっていいことがたくさんあります。
腸の中の善玉菌を増やし、腸内環境を良くしてあげましょう。
この章ではほんのちょっとの工夫で、無理なく食欲旺盛になるポイントが11個紹介されています。
第4章 ストレッチ、ヨガ、ツボetc.体を動かして自律神経をきたえる習慣13
現代の子どもはゲームやスマホ、テレビなどを見ている時間が長く運動不足になりがちですよね。
運動不足は自律神経の乱れを引き起こす原因になっているんだとか。
東洋医学では「気・血・水」の巡りをよくすることで健康になると言われているそうです。
積極的に体を動かすことで「気」の巡りが良くなります。
親子でできる簡単な運動が紹介されていますので、出来そうなものからチャレンジしてみると良いでしょう。
ちょっとした隙間時間にできるものばかりなのですぐにでも生活に取り入れられますよ。
第5章 アロマ、洋服の着せ方、検温etc.ほかにもとり入れたい“いいこと”習慣12
この章では1~4章で紹介された以外の、自律神経を整えるポイントが紹介されています。
小物で体を温めたり、アロマを焚いてリラックスしたり。
子どもだけでなく大人も真似したい内容が盛りだくさんです。
子どもの自律神経を整えて、イライラすることなく楽しい毎日を目指しましょう♪
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