はじめに|なぜ“11月中の準備”が大事なの?
気がつけばもうすぐ12月。
子どもの行事や仕事の締め切り、大掃除や年賀状……。年末は「やること」が一気に押し寄せてきます。
12月はただでさえ忙しいのに、思いがけない予定(子どもの発熱、仕事のトラブル、親戚の集まりなど)が入ることもありますよね。
だからこそ、11月中に“できること”を少しずつ片づけておくのが、年末を穏やかに乗り切るコツです。
11月中にやっておきたい「家まわり」の準備
大掃除は“完璧を目指さない”のがコツ
12月の寒い時期に窓を開けて掃除するのは大変。
寒さが本格する前、11月のうちに「水まわり」「窓」「玄関」など、汚れやすい場所を先に済ませておきましょう。
例えば、
• お風呂のカビ取り
• 窓ガラスやサッシの掃除
• 玄関のたたき掃除+靴の整理
を“1日1か所”ペースで進めるのがおすすめです。
完璧を目指さず、「気持ちよく新年を迎えられればOK」と割り切るのがポイント。
思い切って家事代行サービスを活用するのもひとつです。
普段の掃除では行き届かなかったところは、プロにお任せして1年の汚れを一掃してもらいましょう。

不用品はフリマアプリ or リサイクルで早めに処分
年末のごみ回収は混雑します。自治体によっては年末年始のごみ回収がなかったりするので、日程の確認も必須です!
使っていないおもちゃやサイズアウトした子ども服は、今のうちにフリマアプリに出したり、リサイクルショップに持っていったりしましょう。
年末はクリスマスや親族の集まり、お歳暮などで人から物を頂く機会も多くなります。家の中の不用品を少しでも減らして、気持ちと空間にゆとりを持ちましょう。
特にクリスマス前は子ども用品が売れやすい時期。
ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなります。
11月中に出品を済ませ、12月に入ったら少し値下げをすると一気に買ってもらえる確率が高くなるのでおすすめです!
食材・日用品は“値上がり前”に買い足しておく
12月に入ると、スーパーも混み始めます。
ティッシュやトイレットペーパー、洗剤などの「年末年始に切らすと困るもの」は、早めにストックしておくと安心です。
我が家は普段のストックは1セットまでと決めているのですが、この時期だけは2〜3セットはストックしておき、しばらく買い出しに行かなくても済むようにしています。
冷凍できる食材(餃子・うどん・野菜ミックスなど)も備えておくと、年末の自炊がラクになります。
時間に余裕があれば、合わせて防災用の食料も見直せるとなお良しです◎
家計&お金の見直しもこのタイミングで
家計簿をリセットして、出費をふりかえる
年末は出費が増える時期。
11月のうちに家計簿を見直し、「今年、どんなことにお金を使ったか」をふりかえるのがおすすめです。
無駄なサブスクがあればこのタイミングで解約。

浮いたサブスク費で、年末年始を家族でちょっとリッチに過ごすなんていうのも素敵ですね。
家計の見直しは、支出入を把握しやすいよう家計簿アプリ(マネーフォワードMEなど)でひとまとめにしておくと簡単です。
年末年始の出費を“見える化”しておく
お年玉、帰省費、プレゼント代……気づけば数万円単位の支出に。手帳やメモアプリに「想定出費リスト」を書き出しておくと、予算オーバーを防げます。
あらかじめ予定が分かっているものは、ポイント増量期を狙ってネットで買っておくとお得です。
ふるさと納税や保険控除の期限チェック!
ふるさと納税の申請期限は12月31日まで。
ギリギリになるとサイトが混雑するので、11月中に寄付先を決めておきましょう。
また、医療費控除や生命保険控除なども、領収書をまとめておくとスムーズです。
家族との予定を整理しておこう
帰省・旅行・イベントの日程を早めに決定
実家への帰省や旅行を考えているなら、早めの予約が安心。
交通費や宿泊費も、11月中のほうが安く抑えられる傾向があります。
コロナ禍が明けたことや、インバウンドの影響で年末年始の旅行は混雑傾向にあるので、希望の旅行先や宿がある場合は早めに押さえておきましょう。
保育園・学校の冬休みスケジュールを確認
「冬休みはいつから?」と直前で慌てるのは避けたいところ。給食最終日や預かり保育の日程をカレンダーに書き込み、仕事との調整をしておきましょう。
また、忘れてはいけないのが持ち物の確認です。
実家の帰省から帰ってきたものの、明日保育園に持って行く布団カバーを洗い忘れていた!なんてことは私だけではない・・はず。笑

年賀状やプレゼント準備も“ひとことメモ”からスタート
年賀状を出す相手をメモしておくだけでも、12月がぐっと楽になります。
家族写真を使いたい場合は、11月中に写真を撮影しておくのがおすすめ。
プレゼントも「買うものリスト」を作っておくと、買い忘れ防止になります。
仕事面の「やることリスト」を先取り
年末の休暇前に“引き継ぎ・締め切り”を整理
12月は案件やプロジェクトの締め切りが集中しやすく、気づけばカレンダーが埋まっていることも。
11月中に「今月やるべきこと」「来月まわしていいこと」を書き出し、優先順位を整理しておきましょう。
会社員の方なら、引き継ぎ資料や共有フォルダを整えること。
在宅ワークやフリーランスの方なら、クライアントとの納期確認やスケジュール再調整をしておくと安心です。
特に子どもの冬休みや帰省の予定がある場合、
「この週は作業できない」
「納品を○日前にずらせるか」
を早めに伝えるだけで、トラブル防止になります。

デジタルデータやメールの整理もこの時期に
年末は“仕事を終わらせる”ことに意識が向きがちですが、整理も立派な仕事です。
パソコンやクラウドに散らばったファイルをフォルダごとに整理しておくと、来年のスタートがぐっと軽くなります。
たとえば、
• 「2025_案件名」などのフォルダ名を統一する
• 不要なスクリーンショットを削除する
• メールボックスの“未読”をゼロにする
こうした小さな整理が、頭の中の整理にもつながります。
作業が多い場合は、金曜日の午後など「集中力が落ちる時間帯」に整理時間をあてるのもおすすめです。
仕事納めの日を意識して、計画的に進める
“仕事納めの日”をゴールに設定して、逆算スケジュールを立てておくと焦りが減ります。
「12月20日までに主要案件を終える」など、少し早めの目標を設定するのがコツです。
また、来年に向けた準備リストも11月のうちに作っておくと、年明けの仕事始めがスムーズになります。

例としては、
• 1月以降の案件スケジュールをざっくり整理
• 請求書テンプレートや経費明細の見直し
• 名刺・プロフィール文の更新(ライターやフリー職の方におすすめ)
休み明けで何からすればいいんだっけ?という時間ロスをなくせます。
さらに、オンラインで働く方は「自分の働き方を見直す時間」をとるのも有意義です。
“今年うまくいった仕事の流れ”“来年は改善したい点”などをノートに書くだけで、意識がクリアになります。
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年末の「働きすぎサイン」に気づこう
11月後半から12月にかけては、疲れやすくなる時期です。
「最近ミスが増えた」「朝のやる気が出ない」と感じたら、無理せず休む勇気も必要です。
完璧に終わらせようとするより、「自分の体調を守ること」も大切な仕事のひとつ。
1日5分でも、手帳を閉じて深呼吸するだけで気持ちは整います。
“ゆとりある働き方”こそ、年末を穏やかに過ごす秘訣です。
自分の時間も忘れずに確保しよう
スケジュールに「自分の休み」を書き込む
年末は家族の予定ばかりになりがちですが、自分の休息日も確保を。
「この日は家事をしない」「好きなカフェに行く」など、小さな楽しみを入れることで、やる気も続きます。
美容室・病院などの予約は“混む前”に済ませる
12月は予約が取りづらくなる時期。
美容室、歯医者、眼科など、気になっている場所は11月中に予約しておきましょう。
一年のごほうびに「自分メンテ時間」をつくる
今年1年、頑張った自分をねぎらう時間も大切です。
お気に入りのハンドクリームを買う、夜に好きな映画を見る――。
そんな小さなご褒美が、年末を穏やかにしてくれます。
まとめ|“早めに動く人”ほど、12月を笑顔で迎えられる
11月中に少しずつ準備を進めておくと、12月の自分がきっと感謝してくれるはずです。
「完璧じゃなくていい」「できることからでOK」。
早めの一歩が、家族にも、自分にも、やさしい年末をつくります。
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