はじめに:図書館は働くママの強い味方!
仕事に家事に育児…毎日フル稼働のママにとって、「時間」と「お金」は貴重な資源。
でも、そんな忙しい日々を少しでも楽に、そして豊かにしてくれる場所があるのをご存知ですか?それが、図書館です。
図書館というと、「本を借りる場所」というイメージが強いかもしれません。
でも実は、それだけじゃないんです。
絵本の読み聞かせや育児書の情報収集、自分のリフレッシュ時間に使える電子書籍、さらに仕事や子どもの宿題にも役立つ“知られざる便利サービス”まで、図書館にはママにうれしい機能がぎゅっと詰まっています。
しかも、ほとんどのサービスが無料。使わないのは本当にもったいない!
この記事では、忙しいママこそ知っておきたい図書館の活用術をご紹介します。
すぐに役立つ情報や、あまり知られていない便利なサービスまでピックアップしてお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 子どもの本や育児情報が充実!絵本・育児書コーナーの活用法
図書館には、赤ちゃんから小学生まで、年齢や発達に合わせた絵本・児童書コーナーが設けられています。
特に子育て世代のママにとっては、読み聞かせのネタ探しや、子どもの興味を広げるツールとして、大いに活用できます。
・年齢別に選べる絵本・読み聞かせに便利
「0歳向け」「2〜3歳向け」など、年齢ごとに絵本が分類されている図書館も多く、絵本選びがぐっとラクに。
季節や行事に合わせた特設コーナーでは、七夕やクリスマスなどのイベントにぴったりの本も簡単に見つかります。
時代の変化とともに、季節を感じる行事などが減りつつある昨今ですが、本を上手に活用して、日本古来の行事や風習なども子供に知ってほしいですよね。
読み聞かせを通じて、親子のコミュニケーションが深まるのはもちろん、子どもの語彙力や想像力も自然と育まれます。
ちなみにうちの近所の図書館では、毎年夏休みの時期に課題図書の展示があります。
夏休みの読書感想文のためだけにに本を買うのはなんだかもったいない気がする・・・というママにも図書館はおすすめ。

・ママのための育児本・ライフハック本が揃っている
図書館には、子どもの発達・離乳食・トイレトレーニング・イヤイヤ期の対応法など、育児に関するさまざまな本が充実しています。
SNSやネットの情報だけでは不安…というときも、専門家が書いた信頼できる資料が無料で手に入るのは心強いポイント。
育児関係の本は毎年出版数も多く、新しい本を買っている図書館が多いので、情報が古すぎるといった心配もほとんどありません♪
さらに、家事の時短テクや、ママ向けのキャリア本、メンタルケアの本など、“ママ自身のための本”もたくさんあります。
私も産休中、ゆっくり大人と話す機会が取れなかったときに、メンタル系やストレッチの本などに随分助けられました。

・テーマ展示で新たな本との出会い
多くの図書館では、スタッフがテーマを決めて本をまとめる「テーマ展示」コーナーがあります。
たとえば「子育てと仕事の両立」「夏休みに読みたい本」「親子で楽しむ自然体験」など、今まさに知りたい・やってみたいテーマが並んでいて、選ぶ手間がぐっと減ります。
思わぬ本との出会いがあるのも、図書館ならではの楽しさです。
うちの子と図書館に行った時は必ずと行っていいほど、展示コーナーから本を選んできます。
普段は虫が大の苦手な長女が、カブトムシの本を持ってきた時にはびっくりしましたが、子供の世界が広がった気がして嬉しかったのを覚えています。

2. 仕事・家事のスキマ時間に!電子書籍&電子雑誌の活用
働くママにとって、「まとまった読書時間」を確保するのは至難の業。
私が図書館サービスの中で1番おすすめしたいのが、図書館の電子書籍サービスです!!
自宅や通勤途中など、ちょっとしたスキマ時間にスマホで読書が楽しめます。
しかも、完全無料で利用できるのが最大の魅力です。
・スマホで読める「電子図書館」はママの味方
最近では、全国の図書館で電子図書館(電子書籍貸出サービス)が導入されています。
図書館の利用カードさえあれば、スマホやタブレットから電子書籍が借りられ、アプリやブラウザでそのまま読める仕組みです。
キンドルの図書館版といったイメージです。
通勤時間や子どもの寝かしつけ後に、気になる小説や実用書を無料でサクッと読めるのは、忙しいママにとって大きなメリットです。
他の人が読んでいると借りられない場合もありますが、読み終わった際に通知してくれる設定もあるので便利です。
※地域によっては導入されていない場合もあります。「◯◯市 電子図書館」で検索してみましょう。

・移動中や寝かしつけ後にも本が読める
紙の本は「電気をつけないと読めない」「音が出ると子どもが起きちゃう」などのハードルがありますが、電子書籍なら暗い場所でも静かに読めるので安心。
家事の合間や、子どもを抱っこしながらでも読めるので、「自分の読書タイム」がグッと増えます。
また、途中でブックマークをつけておけば、少しの空き時間にもすぐ続きを読めるのもメリットです。
・人気雑誌も無料!「dマガジン」代わりに使えるサービスも
一部の図書館では、雑誌の電子版も提供されています。ファッション、インテリア、育児、ビジネス系までジャンルはさまざま。
特に「雑誌は毎月買うのがもったいない」「ちょっとだけ読みたい」というママにはぴったりです。
「dマガジン」などの有料サービスと同じような使い心地なのに、完全無料で最新号が読めるのは図書館ならではの魅力。
利用には図書館の専用アプリや電子図書館のIDが必要なことがあるので、最寄りの図書館や、都道府県立図書館の公式サイトで確認してみてくださいね。

3. 賢く時短!本の予約・取り置きサービスを使おう
「子どもを連れてゆっくり本を探す時間がない…」
「図書館に行ったのに目当ての本が貸出中だった…」
そんなママにこそ活用してほしいのが、図書館の予約・取り置きサービス。
あらかじめネットで本を探して予約しておけば、図書館では受け取りだけでOK! スムーズに借りられて、時間のムダがありません。
図書館によっては開館時間を過ぎてしまっても、ポストから受け取り可能なところもあります。
・ネットで検索&予約→取りに行くだけでOK
多くの図書館では、公式サイトや専用アプリから本の検索・予約が可能です。
仕事の昼休みや寝かしつけ後など、好きなタイミングで予約できるのでとっても便利。
準備ができたらメールやアプリでお知らせが届き、カウンターや予約棚で受け取るだけ。子ども連れでもスピーディーに済ませられます。
私は子どもが習い事に行っている1時間のあいだに、ササッと本の受け取りだけに行くこともあります。

・「まとめて貸出」や「リクエスト」機能も便利
気になる本を複数予約しておけば、まとめて受け取って一気に借りることも可能。
シリーズ物を一気読みしたい時には是非活用してみてください。
また、蔵書にない本でも「購入希望」「リクエスト」として申請できる場合もあります(※対応は自治体によります)。
リクエストが通れば、後日連絡が来て、自分が一番乗りで読めるというメリットも!
・近隣の他館の本も取り寄せ可能(自治体による)
市内に複数の図書館や分館がある場合、別の館にある本を取り寄せできることも。
広域連携が進んでいるので、取り寄せが無料でできる図書館がほとんどです。
自分の生活圏にない図書館の本でも、通いやすい図書館で受け取れるので、選べる本の幅がぐんと広がります。
こうしたサービスを上手に使えば、図書館通いもストレスフリーに。
「借りたい本がいつでも手に入る環境」が整えば、ママ自身の学びや楽しみにもつながります。

4. 実は超スゴイ!図書館のレファレンスサービスとは
図書館には、「レファレンスサービス」と呼ばれる“調べもののお手伝い”をしてくれる機能があるのをご存知ですか?
これは、司書さんがあなたの疑問や課題に応じて、ぴったりの資料や情報源を探してくれるサービスで、もちろん無料で利用できます。

・「調べもの代行」のようなサービス
レファレンスサービスは、「こんなことを知りたい」「こういう情報を探している」といった相談に対して、図書館スタッフが信頼できる本やデータベースを使って丁寧に答えてくれるものです。
たとえば…
- 子どもの自由研究に使える資料を探したい
- アレルギーに関するレシピ本が読みたい
- 昔の新聞記事や地域の歴史について調べたい
といった、ネット検索ではなかなか見つからない情報でも、専門的な資料をもとに調べてくれるのが心強いポイントです。

・仕事や子どもの調べ学習に大活躍
働くママにとって、調べものに使える時間や労力は限られています。
そんなとき、図書館のレファレンスを利用すれば、自分だけで調べるよりも早く正確な情報が得られます。
子どもの宿題や自由研究のサポート、仕事で使うデータの収集にも使えるので、意外と“時短&実用的なサービス”なんです。
・こんなことも聞いていい?活用のコツと事例紹介
レファレンスというと少し堅苦しく感じるかもしれませんが、気軽に相談してOKです。
「こんな質問して大丈夫かな…?」と思う内容でも、図書館員さんは親身になって対応してくれます。
実際に寄せられる相談の一例:
- 「雨の日でも楽しめる親子向けイベントを知りたい」
- 「3歳の子でも楽しめる“音が出る絵本”はある?」
- 「卒園アルバムに使える名言集を探している」
受付方法は、カウンターでの対面のほか、電話・メール・Webフォームなどがあり、オンライン対応ができる図書館も増えています。
ただし、注意してほしい点は図書館で受けられない質問もあるということ。
例えば、
- 宿題の答えを教えてほしい(答えにたどり着く手助けになるような本の紹介はできます)
- 病気の診断、骨董品の判断をしてほしい(専門家がいるものは対象外)
- プライバシーに関わる問題
- 古文・外国語の翻訳(もちろん辞書などの参考書は見せてもらえます)
こういった例外はありますが、難しく考えずに気軽に相談してみてくださいね♪
✅ まとめ:図書館は、働くママの“頼れる味方”
「図書館=本を借りる場所」というイメージは、もう過去のもの。
今や図書館は、子育て・学び・リフレッシュ・情報収集まで幅広くサポートしてくれる、働くママにとっての強力な味方です。
今回ご紹介したように、
- 年齢別の絵本や育児本で、子どもとの時間がもっと充実
- 電子書籍で、スキマ時間を“自分の読書時間”に変えられる
- 予約・取り置きで、図書館利用がグッと時短に
- レファレンスサービスで、困ったときの情報探しもプロにお任せ
といった活用術を知っておくだけで、図書館の使い方はぐっと広がります。
「忙しいからこそ、無料で賢く使える図書館を味方につける」——
そんな視点で、ぜひ一度、図書館をのぞいてみてくださいね。
きっとあなたの生活をちょっとラクに、ちょっと豊かにしてくれるはずです。
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