【書評】『なぜか 目標達成する人が頑張る前にやっていること』 成功する人の習慣とは?

書評・レビュー

はじめに:「頑張っているのに、なぜか達成できない…」

「毎年目標を立てるけど、いつも途中で挫折してしまう…」
「やる気はあるのに、なかなか成果が出ない…」
「成功する人と、うまくいかない人の違いって何?」

そんな悩みを持つ人におすすめなのが、『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』 です!

この本では、目標を達成する人が意識している「頑張る前の準備や習慣」について詳しく解説されています。
「努力」や「根性」だけに頼らず、無理なく継続できる仕組み を作ることがポイント。

今回は、本書の目次に沿って、特に役立ったポイントを詳しく解説し、実際に試してみた感想 も交えて紹介します!

タイトル: なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること
出版日:2025年1月
著者:チームドラゴン桜

出版社:東洋経済新報社
ジャンル

自己啓発 / 成功哲学(目標達成のための考え方)
習慣化 / 行動心理学(行動を続けるための工夫)
タイムマネジメント / 生産性向上(効率的な時間の使い方)
ライフハック / モチベーション管理(日常生活で使えるテクニック)




「自分のタイプ」×「仕事のタイプ」で、「目標達成率100%」の準備がわかる


本書ではまず、性格と仕事を4つのタイプに分けて、それぞれの得意な努力の方法、苦手なことについて分析しています。

あなたはどっち?「カメタイプ」と「ウサギタイプ」


この章では性格を昔話のウサギとカメに分類しています。
努力をするとき、つまりは勉強や仕事など挑戦するとき、自分は性格的にどんな努力の仕方が肌に合っているのかを考えなければなりません。


カメタイプ:慎重で、丁寧にコツコツと物事を進めるのが得意なタイプ

ウサギタイプ:瞬発的で、いっきに結果を出すのが得意なタイプ

あなたはどちらのタイプにあてはまりますか?

昔話どおりコツコツ努力するカメタイプがいいという訳ではないということです。
ウサギタイプの人は瞬発力があり、速く物事を終わらせることができます。

ここで重要なのは、自分の得意不得意を知るということなのです。

仕事にも「カメ型」と「ウサギ型」がある


性格と同じように仕事や勉強もまた、カメ型とウサギ型の2つのタイプがあります。

カメ型の仕事・勉強:1年後や数年後などの、長期的な視野でやらなければならないこと

ウサギ型の仕事・勉強:今日・明日などの、短期的な視野でやらなければならないこと

例えば夏休みの宿題や大学受験、1年〜数年単位でのプロジェクトは「カメ型」で、明日の小テストの勉強や明日までの経理作業・すぐにレスポンスをしなければならないメールなどは「ウサギ型」だと言えますね。

そういうわけで、自分のタイプと努力するべき物事のタイプが一緒なら、努力はスムーズにうまくいくと言うわけなのです。




しかし、問題は自分の性格と合わない仕事や勉強をしなければならない場面です。
では自分のタイプとは違う仕事や勉強をしなければならないときに、どうしたらよいのでしょうか。

勉強・仕事など、努力に関連する人間のタイプとして、もう一つ「クリエイタータイプ」か「ビジネスマンタイプ」かという違いがあります。


クリエイタータイプ:自分のやり方でやりたい、何か新しいことを生み出したい

ビジネスマンタイプ:やり方は誰かに教えて欲しい、新しいことを生み出すのではなく、うまく回していきたい

そして性格と同様に仕事にもクリエイター型とビジネスマン型あるのです。

クリエイター型の仕事・勉強:0から1を生み出さなければならない仕事、手探りで頑張らなければならないこと

ビジネスマン型の仕事・勉強:やること自体は明確で、それを順調にこなしていく必要があること


これらをしっかりと理解した上で、どういった努力をするかが成功のポイントなのです。

前に同じように考えた人がいないかを調べる

悩みの多くは、すでに誰かが解決しているものなのです。

自分で悩みについて考えるのではなく、前例がないかを調べることに労力を費やします。

結果を出す人は特別なことはやっていないそうです。

ネットや本で、既に解決されている「答え」を探し出せるかが重要なポイントです。

やるべきことをステップ化

ステップ化=分解する

すでにやるべきタスクが山積みで、期限までにこなしていくには、やるべきことを整理するためのステップを組むことです。

そして、それを自分が行動に移せるレベルにまで落とし込みます。

例えば仕事の場合、

・資料を用意する

・自分が分からないところは上司に確認する

などまず何か行動に移せるように具体的なステップを組みます。

それぞれのタスクに対して何時間で処理するのか、最初に決めてしまいます。

余りの時間を設ける

制限時間があると人間ダラダラすることが少なくなります。

その時間内で何をどのくらい終わらせるかを逆算し、適切なノルマを設定します。

努力は短距離走を繰り返すイメージだそう。

そして、決める人は最初の一歩を踏み出せる→とりあえず決定する。

このポイントは自分で決めると言うことです。

決めるということは、悩みを断ち切ることができます。

→物事を継続しやすい

→結果を出しやすい

物事ををシンプルに考えていく思考が身に付きます。

とりあえず3ヶ月、何も考えずに挑戦してみましょう!!

ドラゴン桜の桜木先生のセリフにこんな言葉があります。
「考えるな、動け、行動するやつだけが勝つ!」


判断の早い人が目標を達成することができるということですね。

しかし人間、常に頑張り続けるというのは無理があります。

そこでこの本では、その挑戦に関係ある息抜きをすることが推奨されています。

完全な息抜きは罪悪感などからかえってペースが崩れてしまいます。

勉強だったら関係の有りそうな映画を見てみる、仕事に関係ありそうな本を探しに本屋に出かけるなど、目標に近い息抜き方法を試してみましょう。

朝起きる時間を揃える!

頑張り続ける体を作るには睡眠時間はとても重要です。

ここでのポイントは朝起きる時間を一定にすること。
朝起きる時間を同じにすると、身体に対する負荷を減らすことになります。

そして、朝起きたらたっぷりと太陽の光を浴びましょう。

80点を高速で回す

勉強でも仕事でも、完璧主義にならない
ここで大切なのは復習、見直しの時間をとれるかどうかです。
わからない点で止まってしまっていてはなかなか前に進むことができません。
「後からどうせ戻ってくればいい」と気楽に考え、どんどん前に進めてみましょう。

大雑把にでも1回終わらせることで、見通しがつくようになります。
特に仕事面ではクライアントとの方向性のすり合わせに役立ちます。

自分のゴールデンタイムを決めておく


あなたが一番高いテンションで、高いパフォーマンスを発揮できる時間はいつですか?
人によってゴールデンタイムは様々ですが、これをしっかり意識できている人というのは、しっかりその時間にやるべきことを詰め込んで、ガッツリ頑張ることができます。


基本的に人間のゴールデンタイムは「お腹が空いている時間」だと言われています。
食事をとってしまうと副交感神経が働き眠くなってしまうため、ご飯を食べた後ではなくご飯を食べる前の時間の方が集中性は高いのだそうです。

また昼食をとった後の13~14時の時間もゴールデンタイムとしておすすめです。
先述で食後は眠くなると書きましたが、12時30分~13時の間で昼寝をします。
約30分程度の睡眠を挟むことで、頭がすっきりし、午後からも頑張ることができます。

昼寝はドラゴン桜の桜木先生もオススメしていますよ♪


複数のやり方を試してみる


一つのやり方に固執しない、ということを意識してみてください。

一見一つのやり方を愚直に繰り返したほうがクカが出るのではないかと思われがちですが、実はそれだと限界があるそうです。

長期的になにかを実行していくべきときには、複数のやり方を試してみることも必要なのです。

例えば、
・順番を変えてみる
・複数の本を読む
・頼る人を変える

などです。

こうすることで、脳にいい刺激が送られて、効果がアップするというわけです。





こんな人におすすめ!

毎年目標を立てるけど、いつも挫折してしまう人
頑張っているのに、なかなか成果が出ない人
やる気やモチベーションに頼らず、確実に目標を達成したい人
時間の使い方や習慣化のコツを知りたい人

「頑張っているのに、なぜかうまくいかない…」という人こそ、ぜひ本書を読んでみてください♪

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